私の母乳育児

こんにちは!スタッフさとうです^ ^

なんて素敵な光景でしょう。

母乳育児をしていたのはもう何年も前なので、こういう光景を見ると「いいなーおっぱいあげたいなー」とウットリします。

初めての母乳育児

私が初めて出産したのは8年前。

出産したからといって、全員母乳育児ができるわけではないというのは知っていましたが、自分は大丈夫だろうという謎の自信がありました。

私の母も母乳に困ったことがないと言っていたし、おっぱいもそれなりにあるし(笑)とのんきに考えていたのですが・・・

いざ出産してみると全然出ない。

まぁ産んですぐだし、まだ飲ませ方も下手だし、徐々に大丈夫になっていくはず!と思っていましたが、入院2日目になっても3日目になっても母乳量は増えず。

まわりの人たちは順長に母乳をあげられるようになり、授乳室ではなくお部屋で過ごす時間が増えていました。

一方私はというと、お腹がいっぱいにならないので寝てもすぐに泣いてしまう息子を抱えて授乳室と部屋を行ったりきたり。

相部屋だったのでまわりにも気を使うし、朝まで子供と2人ぼっちでずっと授乳室で過ごしたこともありました。

ひたすらおっぱいをくわえさせているうちに乳首は激痛になり、つらくてつらくてとにかく家に帰りたかったです。

ようやく退院の日が近づいて来た日に、看護師さんから告げられたのは

「赤ちゃんの体重が増えてないから入院が伸びるかも」という言葉でした。

地獄に突き落とされたような気分になり、ひと目もはばからず大号泣。

自分でも引くくらい泣いていたのでさすがに可哀想と思ってくれたのか、看護師さんが先生に相談してくれて条件付きで退院させてもらえることになりました。

その条件は1週間後に検診に来ることと、毎回授乳の前後で子供の体重を測り、何グラム増えたかを記録することでした。

これがまた大変で、服を脱がせて体重を測り、服を着せて授乳。終わったらまた服を脱がせて体重を測る。

泣いてる息子の服をいちいち脱ぎ着させるのもあたふたするし、授乳の途中でうんちをしてしまったら、また一からやり直しというなかなかの苦行でした。

自宅に戻っても試練の連続

何とか退院はしたものの、家に帰ってからも自動的に母乳量が増えるわけでもなく・・・

とにかくおっぱいとミルク。寝てくれたらその間に搾乳をして、次の授乳の時には母乳→搾乳した母乳→足りない分をミルクという感じであげていました。

搾乳も自分ではうまく出来ず、でもまだ乳腺が発達していないので搾乳器は使わないでと言われていたので、何十分もかけて手絞りをしていたらそのうち息子が起きてしまう。

一日中母乳に振り回され、体重がちゃんと増えているのかという不安も重なり、メンタルはボロボロでした。

母乳相談に行ったり、食事に気を使ったりと試行錯誤を続けていた生後3ヶ月頃、私の母乳育児は突然終わりを迎えます。

それは息子の「母乳拒否」。

おっぱいをくわえさせようとすると大泣きし、身体をのけぞらせ拒否するようになったのです。

「そんな事あるの?」とかなりのショックで泣いてる息子の頭を押さえて、なんとか母乳を飲ませようとしても無理でした。

諦めて哺乳瓶でミルクをあげるととグビグビ飲んで満足そうに寝る息子。

その顔を見ながら悲しくて泣いたのを覚えています。

助産師さんに相談し、母乳育児は諦めることに。

ミルクにもたくさん良い点はあって、長く寝てくれるようになったり、親に子供を預けられることや、夜中の授乳が辛い時は夫に代わってもらうことも出来ました。

なのでどうしても母乳育児にこだわっていたわけではないけれど、出かけた先で授乳をしている親子の姿を見ると羨ましく、しばらくは複雑な気持ちになったりもしました。

2人目はまさかの・・・

生後3ヶ月から完ミで育った息子が3歳半になった頃、2人目が誕生しました。

出産前からミルクをバッチリ準備していた私に思いがけない展開が・・・。

なんと母乳がちゃんと出たのです。

1人目の時に助産師さんから「今回はダメでも、2人目の時には出ると思うから」と言われていましたが、そんなまさかと思っていました。

2人目は旭川の大きな病院で産んだこともあり、すごく親身に母乳のケアをしてくれたことも大きかったと思います。

とにかく最初の1ヶ月は母乳をあげ続け、乳首が痛くて大変というのは1人目の時と変わらずでしたが、2ヶ月頃には軌道に乗り、1歳まで完母で育てることができました。

さて大量に買ったミルクはどうしよう・・・

夫に見ててもらう時に飲ませられるように何度か哺乳瓶であげてみましたが、2人目はなんとミルク拒否!!

うまくいかないもんですね〜。

結局未開封のものはオークションで売りました。笑

子育てをしていると、同じお腹から産まれてきてもこんなにも違うんだなと思うことがたくさんあります。

自分の心構えも1人目と2人目では全然違います。

1人目の時は母乳が出ない自分にがっかりしたりしていたけれど、2人目の時はどっちでもいいや〜と思っていました。

そして間違いなく言えるのは、母乳だろうとミルクだろうと子供が元気に育ってくれればそれで良いってことです!

今の時代でもミルクをあげていると周りにとやかく言われてしまうこともあると思いますが、自分を責めないでくださいね。

母乳育児で悩んでいるお母さんに、「2人目で母乳が出ることもあるんだ!」と少しでも希望を持ってもらえたら嬉しいです(o^^o)